予想していたイメージとは違ったが、印象は下がることなく、むしろ謙虚で可愛いと好感度が上がる一方だ。
「か、可愛いって関係あるんですか?」
「?みーちゃん説明されてないの?」
「【三大美女】は他の生徒と区別するから、制服違うーってやつ」
「えっ」
初めて聞いた言葉に耳を疑う。
そんなはずない。
数時間前に説明された内容とは全く別物だからだ。
「二人はそうでも、わたしは違うよ。指定の制服が買えなくて理事長が特別に用意したって言ってたもの」
「あー……」
納得したような諦めたような声が重なる。
入学式に休んだ美咲は知らないが、桃坂学園の入学式は相当ぶっ飛んでいた。
特にあの理事長が。
高校生とまでなれば保護者が同席することも少なく、早く終わらないかなと退屈な時間を過ごしている。
そんな静寂に包まれた場で似合わないハイテンション。


