「……三人で座る?」
どうぞ。とスマートにエスコートする仕草はかっこよくもあり、綺麗だ。
微笑むだけの笑みを浮かべば、呆気に取られる二人。
「あ。狭いよね、やっぱりわたしが立つから座って」
「座っていいよ」と続くはずだった言葉は日菜によって止められる。
「マジ優しい!天使なのか!?天使なんだな!?」
「え、えっと?」
「しかも、『ゆっきー』と『みーちゃん』ってなんだよ!可愛すぎか!!ネー、アタシも仲間に入れてよーっ」
半ば強引にソファーに座ってきた日菜は興奮状態だ。
両手に花という状況に側からみれば三人仲良く話しているように見えるが、左右の二人は若干引いてる。
「日菜ちゃん。とりあえず静かに。えっと、二人もこっちへどうぞ」
出会ったばかりの日菜の扱いをすでに手慣れた優樹菜は軽くあしらい双子を呼ぶ。
「三人は、このメモ貰ったの?」
ひらりと舞うメモ紙は確かに見覚えのあるものだった。


