「そうみたいだな」
「あ、あの」
不安そうな声色が聞こえたのは部屋の中ではなく、双子の後ろに立つ美咲。
「ここに呼ばれる六人って………」
事前に理事長から聞いていた美咲は誰となく声を出すが、ある人物の前で視線が止まる。
「ゆっきー?」
「みーちゃん!」
まさに感動の再会とでも言うように、ソファーから席を外した優樹菜は美咲の胸に飛び込む。
ぎゅーっと抱きつく光景はほのぼのとしていて和んでいるが、二人の関係性は見えていない。
「久しぶりだね、まさか会えるなんて思ってなかったから」
「本当だよ。みーちゃんも呼ばれたんだね」
「感動の再会はそこまでね。二人ともコッチで座って話なよ」
そんな二人の間に入ったのは日菜と話す時よりも柔らかな口調の拓真。
ぽんぽんとソファーを叩きながらコッチコッチと呼ぶその顔は日菜から見たら胡散臭くて仕方がない。
「噂以上にキレイだね、美咲チャン。はい、ここどうぞ?」


