「知らないヤツだろ!ほっとけ、阿呆!」
「はあ?阿呆にアホって言われたくありませーん」
赤色に染まる空にぼんやりと喚き声が聞こえる。
それは次第に鮮明にハッキリと聞こえ段々と騒音へと変わっていく。
「チッ……っせーな」
「あ、ほら!拓真が騒ぐから!」
「オマエだよ!騒いでんのは!」
寝起きの悪い來の殺気にビビリもせず未だに言い争いを続ける男女二人。
幼なじみ同士の二人は見た目が派手でチャラチャラとした感じだ。
チッ。
俺に寄ってくんのは何でこーゆーのばっかなんだよ。
「オニーサン。こんな所で寝てたら、風邪ひきますよー」
「あ?」
「あっちゃー。なんかキレてます?オコですか?」
「おまっ、バカだろ!すいません。この女黙らせますんで!」


