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元々色素の薄いグレーはキラキラと輝き出し銀色の間から紫色の瞳がチラリと覗く。



「入らないと、だめ?」

「うーん。ルールだからね。ダメだと思う」

「……そう」



しばらく沈黙が続く。



他の人だと相手は何を考えているのだろうと不安で沈黙が怖い時があるが、霧斗のオーラというか雰囲気から何も話さない時間が気楽で安心することがある。

正反対の二人がこうして隣に居れるのは、バランスが取れて波長が合うからであろう。



もっと、自分のやりたい事を見つけて欲しいんだけどな。



物心ついた頃から両親が仕事で忙しく留守番ばかりの生活。

中学に上がった頃も帰宅部で弟たちの面倒をよく見ていた霧斗は自然と他人とのコミュニケーション能力が薄まっているのだろう。



まあ、一部の人からは『クール』だとか『無気力』なんて言われてるけど。



赤の他人から観た勝手な想像。だからこそ、分かる気がした。



「入る」

「え」

「紅葉のとこ。入る」