優くんって、実は天然タラシな所あるからな…。
自分の魅力に気づかないっていうのがまた、惜しい話だよね。
「それは楽しみ。…新しい依頼か何か?」
「正解。さすがだね」
「ふふ。もう長い付き合いですから」
にっこりという効果音が似合う可愛らしい笑顔に今度は男子生徒がときめく番だった。
依頼が来る度に話を優が報告をするのを楽しみにしている優樹菜は、今回も瞳を輝かせながら前のめりになって次の言葉を待つ。
「うーん。今回は、そうだな。勧誘?」
「…かんゆう?」
栗色の左右二つにまとめられた髪と大きな瞳が揺れる。
今まで迷子だのナンパだの、モデルだの。
優樹菜にとって未知の世界が広がる話。
また今回も知らない話のようだ。
が…──。
「そうそう。部活動の勧誘ね」


