椎野はもっと顔を赤くして下を向いた

あっ!椎野じゃなくて…貴奈でした。

「ほら、章悟も『貴奈』って呼んでやれよ!」
いきなり松原が俺にふってきた。

「いいよ…!呼ばなくて!」
貴奈は恥ずかしそうに言った。

恥ずかしそうにしている貴奈は愛しくて――――――


そして俺は気づいてしまった
俺は…貴奈が…好きだ