靴箱の所まで走って行くと
今まさに、上靴から靴へはき変えている椎野が見えた

「椎野!」
俺はまたもや大声で叫んだ
「どうしたの?」
椎野は心なしかビックリした様子だった

「さっき話した人に…連絡する事が出来た、お前のおかげで。
ありがとな。…それと、お前も何かあったら俺に言え!話ならいくらでも聞くから。お前が聞いてくれたみたいに…まぁお前みたいに上手くアドバイス出来ないけどな!」

「わざわざそれを言いにきたの?」
「あぁ、椎野に早く伝えたかったから☆あっ、早く帰ってゆっくり寝ろよ、頭治んないぞ。じゃ、また明日な!」

俺はそれだけを言って教室に向かったまた走った

気持ちは晴々していて
解放感にみちあふれていた

椎野、ありがとう