「悔しくなんてないよ…あの人達はアレ以上出来ない。だって芸能人だから。私がたえればいつか飽きてやらなくなる。私はたえなきゃいけないの…私はヒドイ人間だから。だから悔しくなんかない!!」

そう言って彼女は教室へ戻ってしまった

ヒドイ人間?
だから悔しくなんかない?
彼女が何を思って言ったか分からない
どうしたらいいのかも分からなかった

俺は中途半端な気持ちで
彼女が頑張っている所を邪魔した

悪口を言われて苦しくない訳がない
必死にたえて
自然に時がすぎていくのを待っていた…

心の優しい人なんだ…