気まぐれ王子の溺愛







「ユズちゃん、弟君が呼んでるよ」




昼休み終盤、もちろんあいつらとは
別々に教室へ戻ってきたところ
クラスメイトにそんなことを言われる。




「……分かった。ありがとう」




クラスメイトにニコッと微笑んで、
チラッと入口の方を見れば
そこにはなんとアサヒがいるではないか。



1つ言っておくと
私は双子には学校では
決して、決して話しかけるなと
日々言い聞かせている。





何故なら、アサヒとユウヒは
双子ってだけでも目立つ。


それに加えてあの容姿。
私の弟だから当たり前だけど。


ただそこにいるだけで目立つ存在が
更に目立つ私に近付けば
更に更に、更に目立つわけである。







だが問題はそこではない。





本当に問題なのは私が


あのバカ達を相手にすると
本性が出そうになってしまうということ。