気まぐれ王子の溺愛








「バラしたいなら勝手にどうぞ。私がこんなだなんて誰も信じてくれないとおもうけどね」






自信満々に鼻を鳴らして
私は屋上を去ろうとした。





『…で?こんなとこまで連れてきて何の用?』





突如、そんな自分の声が聞こえて
ピタリと足が止まる。





「おーおー、よく撮れてんなぁ」





恐る恐る振り返ると
ケータイ片手にニッコリと笑う一条。




『だって私よ?この私。誰からも賞賛されるこの私』





ぎゃぁあああああああ!!!!!!