気まぐれ王子の溺愛






「お前今日から俺らのパシリな」




ずっとニヤニヤしていた
神川が突拍子もなくそんなことを言った。





「…ふざけないでくれる?」

「ふざけてねーよ」

「私があんた達のパシリ?ふざけてるでしょ、だって私よ?この私。誰からも賞賛されるこの私」




本当のことだ。


学校一、人気も信頼もあるこの私が
どうしてこんな問題児たちの
パシリにならなきゃいけないの。




「オイオイ、そんなこと言っていいのかよ」

「はぁ?だってあんた達の言うことと私の言うこと、みんなどっちを信じると思うの?あんまり舐めないでよね」




そうだ。



なんだかパニクってたけど
正直私の方が圧倒的に味方は多い。