俺は彼女の事をしばらく見つめた。


純白の髪が印象的だ。


本当に日本人なのか?って顔してる

すごい… 綺麗だ…



口を先に開いたのは彼女だった。



「あの〜なんかごめんね。
あの、なんかつい言っちゃった。
じゃあ、お大事に。」





彼女が立ち去ろうとしたとき。

俺は無意識のうちに、彼女の腕を掴んだ。



「待って!」



「ん?何?」



俺は言葉に詰まったこんな経験初めてだったから




「あ、あのさ、何年何組?」


彼女はニコッとしてこう、答えた。



「一年C組。晴矢君と一応同じクラスなんだけどなぁ〜」





「えっ?」




まっ、待って。俺はこんな子一度も見た事無い。

しかも、名前なんて教えた記憶もない。




「島崎晴矢君だよね?
私、奥谷 白(オクタニ ハク)
知らなくて当然かぁー
授業出てないしなぁー」