授業が終わって、天野さんが消しゴムを返してくれた。

「ありがと!ほんと助かった。」


「どういたしまして。」
俺は不器用ながらも応えた。



すぐに、帰りになって、
「直也、帰るぞ」

「うん!白ちゃんは?」

「多分保健室。」

「じゃあ行こー!」

今日は、昼休みがあまり時間がなかったから白に会えなかった。


俺は、白に会えると思うと自然ににやけてしまった。


「おい!晴矢何ニヤニヤしてんの?
キモいぞ〜」

「にやけてなんかねーし」