「じゃあ昼休み、もうそろ終わりそうだから、俺、教室戻るわ、

君は、どうする?」


「私は、…いいかな…
なんか、眠くて…」


「うん。分かった。」


ちょっと残念だな…とか、思ったとき、彼女がいきなり、


「また、帰るとき一緒に帰ろ…

ダメ?かな?」



可愛い。



それしかなかった。


「分かった。迎えに来るわ」


「うん!」

彼女は、また、にっこり笑うんだ。


そして、俺からも、笑みがこぼれるんだ。


彼女の笑顔は、魔法の様だ。


そう思いながら、保健室を出た。