花に美少年


「なんですぐに無茶するの!」

力が入らないらしい身体は、ずるずると落ちるように、私の腰に腕を回しながら、お腹の辺りに顔を埋めた。

「めいちゃん」

「病人なら、大人しく言うこと聞いてよ!」

「ん、」

「私だって、心配してるんだから!!」

「ごめんね」

「結児君」

しがみつくように私のお腹に顔を埋める結児君の肩を揺らす。だけど、それすらも許さないように、

「行かないで」

「へ?」

「もう、どこも行かないでよ」

弱りきった結児君は、私の身体をぎゅっと引き寄せた。

「マジで好きなんだ。めいちゃんのことが」

「結児君」

「だから、俺と一緒に居よう?」

心臓が、

「絶対に、幸せにするから」

「・・・うん」

雪のように溶けた。

「めいちゃん?」