「チュンチュン」
鳥の鳴き声だ。

えっ？！ ってゆうことは･･･

「眩しい。」

「花～、起きてー」
弟の浅倉那流(あさくら なる)だ。

「もー。うるさいなー」

「はよ起きな遅刻すんで‼」

「今何時？」

「8時15分」

「はっ?!」

「はよ起きやー」

「もっとはよ起こしてや‼」

「だって何回も呼んでんのに花起きひんねんもん」

「やばいやばい～」

「じゃあ那流は先学校行くからなー」

「もーこれ完全に遅刻やん」
その時、
「ピーンポーン」
あっ‼柚葉だ。

私達は、毎日柚葉が私の家まで迎えきてくれてそこから毎日二人で登校しているのだ。
私の家からは10分あれば行けるほどの距離に学校がある。
だからいつも8時20分くらいに家に来てくれるのだ。

待たせるわけにもいかない。

「おはよー」

「おはよー」

「髪の毛ボサボサやん‼」

「寝坊してん〜」

「マジで！？」

「ゴメンやけど先行っといてくれへん？」

「おっけー」

「また学校でなー」

「うん。」
と言いとにかく急いで準備した。

通学路朝から猛ダッシュ。
朝ごはんのパンを食べながら登校した。

しかしその努力は報われず遅刻。

朝から地獄の生徒指導。

今日はなんか悪いことありそう…