-テヒョンサイド-



あの人の結婚式が終わってから、抜け殻のような1日を過ごし続けていた。


自分の存在意義を探し求めて深夜にフラフラ街を徘徊したりもした。



でも答えは出なかった。

いや、出すもんじゃないなと思ったのだ。






自分がいなくなったとして、それを知った人の中で何人涙を流すだろう。





?「きっとその中には僕がいる」

















TH「ジョングガ。」




あぁ、どうしてお前はいつも。

JK「心の声がダダ漏れです。」

TH「いちいち反応するなよ。」

JK「ヒョン、好きです。」

TH「勘違いするな、それは好きという感情じゃない。」



JK「じゃあ、なんだっていうんですか。」
















「憧れ...とか?」









あぁ、馬鹿なヒョンだ。と悪態をつくウサギ。
最初は苦手だったんだ。
その物言いも馴れ馴れしい態度も。

でも、それがいざ無くなる、と考えたら。


どういうことだ。


「悲しい」という感情が全開になる。
どうしたものか。



気づいてるんだ。
これが「恋」だ、ってこと。



でも相手が悪い。


チョン・ジョングクだ。

ナムジャ(男)だ。


でも好きだ。



今目の前からグギが消えたら俺は生きていけるのだろうか。

その答えはNOだろう。





それを痛感する出来事があるなんて知らずに
今日もジョングギの優しさを嬉しくも思いつつ、憎いとも思った。