小悪魔な彼



―パシッ!!


女の子が叫んだのとほとんど同時。


私はチンピラの拳をじぶんの掌で受け止めた。


「…えっ…!」


チンピラは驚きで情けない顔をした。


「なんだよ,その面は。」


「へっ??」


私は拳を掴んだままゆっくり立ち上がった。