どうしよう…聞いてみちゃおうかな? やっぱ,気になることは 聞かなきゃね? 「小森くん!私たち,昔会ったことがあるって…ほんと?」 小森くんは私の言葉に目を丸くした。 「なんで,それを?」 言葉を切れ切れに発する小森くん。 「ほんと…なんだ…? さっき,母さんから聞いたんだ。私に道場で負けたから,悔しくて私を探してたんでしょ?」 小森くんは大きく見開いていた目をいつも通りの優しい表情へと戻し, 「それだけではありませんよ?」 と私に一歩ずつ近づいた。