「爽太はね,ガキなのに,ガキじゃないヤツだった。」 「…はっ?!」 なに?どういう意味だ? 「つまり,大人っぽかったってことでしょ?」 「そう!よくわかってるねー,由紀恵ちゃん♪」 なんて言われて,由紀恵は得意気に笑った。 名前を呼ぶ仲になっていたとは…さすが,杉山学。 「大人っぽかったって…どういうこと?」 「う〜ん。なんつーかさ,全然甘えないし…弱音を吐かないというか…泣いたりもしなかったな。 とくに両親が死んでからは…。」 そう…だったんだ。 なんだか…… 「可憐みたいね。」