ザワザワと騒がしいホール。


他のお客さんはすごく楽しそうに話しているのに

私達はきっと、何とも言えない空気を作り出していると思う。


「可憐さん…?」


「えっ…あ,ごめん。何かちょっとビックリしちゃって…」


そう言った自分の声が震えた気がして
私は慌ててアイスティーを口にした。


アイスティーのひんやりとした甘さが喉を通り,
少し落ち着きを取り戻す。