杏:「でもうるさくないの?」
零:「記憶がある頃からずっとこれだから特に」
ま、うるさいときはあるんだけど
和:「あのさ、しばらく私のとこで勉強しない?」
零:「和のとこで?でもなんの勉強?」
和:「力の制御をする勉強」
聖:「和はさ、そういうことを教えてるんだ。受けた方が力使いやすいから。」
零:「ならやろうかな。実はささっきから力を使おうとしてるんだけど、時間を戻すことができないんだよ」
和:「そうなの?なら、あなたの体調が良くなったらおいで。いつでもいいから。」
零:「わかった」
葵:「あのさ…」
零:「なに?」
葵:「零さ、自分のお母さんのこと知りたい?」

