先輩の彼女になった私は恥ずかしさと嬉しさがまじりあった複雑な気持ちで自分の布団に座り込んだ。

それからしばらくすると

先輩から電話がかかってきた

緊張して声が震えた

「はい。」

「あっもしもし!」

聴こえてきたのは先輩の声ではなかった。

見学に行ったときに私の名前を呼んだ人の声だった。