乗れ、という視線を送ってくるが 高くて跨がれない 見かねたのか一度バイクを降りて、私を ひょいと持ち上げる …なんか私、軽く扱われすぎじゃない? そんな疑問をよそに 「つかまってろ」 バイクは大きなエンジン音を鳴らして動き始めた それを見送る下っ端達 来た時と同様にまた目を見開いていた 仁が女を連れてるのって珍しいのかな…?