White girl







「仁様にその気が無いならOKしてくれるよね?」


……最初からそのつもりか…

限りなくめんどくさかったけど、この二人の反感を買うのはもっとめんどくさい。


頭の中で女二人と男二人を天秤にかける
…すると迷うこと無く女二人の方に傾く。


まぁ結局は私も我が身可愛さに人を売るんだ。

二人のお願いに応えると、すぐに目をギラつかせた。
イケメンも大変だぁ……。


「そしたら、もうすぐ仁様が来るから…
すぐ行こっ!!」


……今?

「えっ、ちょっと待って…!」


そして私の言葉を気に止めることもなく、
私は両腕を捕まれ半ば強制的に3人で向かった。