White girl




「仁…お前変なもんでも食ったのか…?」


「……よほど殴られたいようだな。」


そう言ってテーブルの上の、ガラス製の灰皿を持って立ち上がる仁。

「仁…やめなよ…」

それを、袖を引っ張って制止する呆れた私。
さすがに流血沙汰は起こしてほしくないからね。

仁はまた盛大に舌打ちをすると、ソファにドカッと座った。


それを見た祐は「はぇ〜、よっぽどじゃん…」と嘆いてる。

………思ってることが口から出ちゃうタイプなんだなぁ。


てか、さっき“同盟”って言った?


「ねえ涼、何でこの人達と同盟組んだの?」

祐と二人ってタイプが違いすぎて……接点が
わかんない。


「あー…僕達3人はね、幼馴染なんだ。

本当は3人で族を立ち上げるつもりだったんだけど、祐が先に1人で進んじゃったからね…。」

「そーだ!お前ら二人に勝とーと思ってな!」


へぇー……初めて知ったわ。


「ハッ…全国No.3のクセにな、よくそんなデカい口が叩ける。」


「なにをー!?今に見てろよ!」


仁が鼻で笑うと、また二人はぎゃあぎゃあとケンカを始めた。
…まぁぎゃあぎゃあしてるのは祐だけだけど。