「まやは、本当にいいのかよ?」 「うん、しょうがないじゃん。」 しょうがない、そう言っておきながらも頭の中には陸上トラック。 風を切る私。 走りたい。 気持ちを切り替えるように大きく深呼吸をして、体育館に飛び込んだ。