8月。まだ暑さが残る終わり。僕は見てしまったんだ。 僕よりずっと背が高い男と手を繋ぎ、楽しそうに歩く彼女を、街中で。 あの人は誰だ?何をしていたの? その場で声をかけられなかった意気地無しは、あと一口のアイスを溶かして地面に染みを作っていた。