慧「毎日見るあの夢はなんなんだ…」

腕組みをして歩いていると……

「ついに見つけた…義徳…お前を殺しにきた」

慧の前に突然現れた者は頭に2つの耳、九つの尻尾をも

ち、長い艶のある白銀の髪をなびかせとても美しい姿をし

ていた

慧は雅を初めて見るのになぜか目頭から涙が流れ落ち、名

も知らないはずなのに慧の口から「………み…やび…」と雅の

名前が出てきた

雅「………っ…何故泣く…ん?…お前…義徳なのに義徳ではないな…ああそうか…生まれ変わりか…同じ匂いがするのにどうも違和感があると思った」