妖狐と鬼の恋心

その時朔の中の糸が切れてしまった

今まで耐えていたこの怨みが解き放たれ朔は鬼へと変わっ

てしまった

そして村人を襲い喰らう日々が続き、さまよい続けていた

そこへ義徳が通りかかり朔に言った

「…お前は悲しい思いをしてきたんだね…辛かったね…私と

来ないか?お前と似たような者がおる、心の傷を癒せるの

ではないか?」

朔「……私はずっと人間を襲い食らってきた…貴様のような

人間なんぞすぐに殺せる……」

朔は鋭い化け物のような瞳で義徳を睨み付けた