雑居ビルの見えるとある病院の一室。

白い部屋の中で一人の少女が眠っていた。

人工呼吸器をつけられた少女は突然何かに気付いたかのように目を開くと窓の外に見える雑居ビルをみつめた。

そしてその目には落ちてゆく青年が写っていた。

落ちてゆく青年は微かに微笑みながら死を待っていた