「私、昨日カレーを作ったんだ。 もし、もしよかったらなんだけど… うちに来ない?」 ゆっくり話すためには私の家に来てもらうほうが助かる。 森田君は少しはっと驚いた様子を見せたが、 「意味わかって言ってるんだよね?」 「ん? うちに来てくれるんだよね?」 「うん、お邪魔するよ。」 私は、森田君が何を言いたかったのかわかるのは家についてからだった。