〔ジリリリリ…〕

アラームがなる。

私は制服に着替え、カバンを持ち、リビング

に向かう。

「おはよう。」

「おはよう、沙月はもう起きてるわよ。」

母は朝ごはんを作りながら私に言う。

「お姉ちゃん、おはよう!」

弟の沙月だ。私も挨拶をしてリビングの自分

の席に着いた。

朝ごはんは、私が降りて来る時間にはできて

いて、パンも冷めているが、今日は母が珍し

く寝坊したらしく、パンが焼きたてだった。

沙月の美味しそうに食べる顔みながら、私は

焼きたてのパンやおかずを食べる。

そこに上の弟の光輝が降りてきた。

今は7:15だ。いつも7:45まで寝ているのに…。

雪が降るのかと思いながら、私は朝食の食器を洗い場におく。

「ごちそうさまでした。」

朝食を食べ終えた私は身支度を全て整え、

「いってきます。」

と、一言言ってから学校に向かった。