そういうと、雅也は、いきなりわたしを抱きしめた。 「俺は…俺は綺月の体が傷だらけだからって嫌いにならない。 逆に、その傷を俺だけに見せてほしいっておもう。 綺月がスカート少し長めにしてる理由も、夏でも長袖を着てる理由も今分かった。ごめんな?俺、そんなこと全然知らなかった。」 「…グズン…ありが、と…」 なんでだろう… 心の傷が一気に治ったみたい…