宮野はパソコンの液晶をボーッと眺めていた。 陽子が妊娠・・・ まだ17だぞ? 一体何を考えてるんだ。 ―――でも、俺には何も言う資格はない。 「宮野さん、お茶どうぞ」 突然目の前に差し出された湯のみに、宮野は飛びあがらんばかりに驚いた。 「あ、ありがとう」 受け取る手が少し震えた。 ―――そろそろケジメをつける時がきたのかもしれない。