―――


理穂はベッドの上で考えていた。



『結婚は認めない!』



昨日の佳苗の言葉が頭の中をまわる。



これはきっと私のせい・・


斗真が私の弟だから認めないんだわ・・。



―――私はどうしたらいい?


斗真のために何がしてやれる?


わからない・・


・・・


ワカラナイ・・?



理穂は小さく笑った。



本当は分かってるくせに。



出来ることはただ一つ。




あの人と別れることだって・・・