理穂はジッと宮野を見つめていた。


奥さんがいることは、分かってたはずなのに・・。


理穂の目に、涙が滲む。


やめて


やめて!


そんなに楽しそうに笑わないで!


礼二さん・・・私に気付いてよ。


私はここにいるよ?