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「あー、お腹いっぱい」


佳苗は満足顔で言った。


「食べ過ぎちゃったわ」


宮野はハハっと笑って、


「餃子2人前も食べるからだろ」


「だって、美味しかったんだもの」


二人は笑いながら車に乗り込んだ。


「――これからどうする?」


佳苗は少し考えて、アッと顔を上げた。


「新しく出来たショッピングモールは?」