「姉ちゃん!」



突然アパートにやって来た斗真に、理穂は目を丸くした。



「斗真、どうしたの?」



「姉ちゃん、やった!!」



斗真は興奮気味に言った。



「一体何の事?」



斗真は鼻息荒く、



「認めてくれたんだよ!結婚!赤ちゃん、生んでもいいって!俺、パパになるんだ!」



嬉しそうな斗真を見て、理穂も自然と笑みが溢れた。



「よかったじゃない!おめでとう」



そっか・・・。



認めてくれたんだ・・・。



よかった。