「雪さん、大丈夫ですか?顔色が真っ青ですよ」 「……数馬のっ…、ううん、何でもない。大丈夫」 数馬の姿が見えない。 心配だから探しに行きたい。 仮に命を落としていたなら、きっと今なら間に合う。 だから数馬のところへ行きたい。 そう言いたかった。 でも組長としては一人の命よりも多くの命を優先させなければいけない。 溢れ出しそうになる涙を堪えると喉が熱くなった。