鉄砲隊の中まで潜り込んだ二番組は次々と新政府軍に斬殺された。 新八さんは慌てて退却命令を出したが二番組は半分以上の隊士を失った。 砂埃と多くの人間が立ち込める中、戻ってくる二番組を一人、一人よく目を凝らして見る。 耳を劈くような悲鳴も喧騒も何も聞こえなかった。 全ての動きがゆっくり見える。 そんな中、先頭を走る新八さんを掴み引き寄せた。 「新八さん…」 「雪か、どうした?」 「……数馬はどこ?」 どこを見ても数馬の姿が見当たらなかった。