新撰組と御陵衛士は接触禁止。 それにも関わらず一君が屯所にいることが知られれば彼はどんな罰に合うか。 「今は丁度歳さんも勇さんもいないの。他の誰かに見つかる前に急いで……」 「その必要はない」 慌てる私に反して冷静に着物の裾を引っ張る私の手を取る一君。 その必要はないってどういうこと? まだ何も言われてないのに嫌な予感が胸をじわじわと侵食して行く。 「今晩、御陵衛士は壊滅する」 「……どういうこと?」 壊滅ってどうしてそんなことになるの。 どうして一君がそれを知っているの。