御陵衛士の面々が抜けてたから少し楽になった食事の支度を当番の隊士達と済ませると広間へ向い、勇さんの号令で始まる朝餉。 正面に座る総司をチラッと見るが目は合わない。 あの日以来総司は私を避けるようになった。 気づかれないようそっと溜息を吐くとカチャッと箸を置く音がした。 視線を向けると半分近くご飯を残した総司が「ごちそうま」と腰を上げていた。 少し痩せただろう総司の顔は青白くとても健康体には見えない。