真っ暗だ。
私、死んだのかな?
どこか心の弾む思いで辺りをキョロキョロと見回すが相変わらず暗闇が広がるばかりだった。
ふふ、いるわけないよね。
自分を嘲るように笑うと重い鎧を脱ぎ捨てるように座り込んだ。
膝に顔を埋めると次から次へと涙が着物へと吸収されていく。
何で私は一人でいるんだ。
どうして隣に誰もいてくれないんだ。
寒くて苦しくて凍え死にそうだよ。
そんな時、頭に優しい感触がした。
一緒に私の大好きな匂いもする。
顔をゆっくりと上げてみる。
“雪”
耳に響く懐かしい声。
目に映ったのは、私の最愛の人だった。


