そう言って彼女は自身の首に下がる三つのたーこいずとやらを見せてくれた。 一つは翡翠色の石に金箔が貼られたような綺麗な石。 もう一つは欠けてしまいどこか歪だ。 もう一つは黄色っぽく変色している。 それを愛おしそうに見つめる彼女の姿がどこか儚げで土方は思わず自身の胸に雪の頭を引き寄せた。 「どうしたの歳さん」 「何でもねえよ。着いたら起こしてやるから少し寝てろ」 「眠くない」 「良いから寝とけ」 二人が試衛館に着いたのはすっかり日が落ちてからだった。