誠の華−ユウガオ−





それから私は全てを一君に打ち明けた。


あの日…あの晩に起きたことを。


「私、総司が好きなの。総司を支えたい、側にいたい。それだけなのに拒まれちゃった。私のことは妹としか思えないって。最近ではまともな会話も出来なくて……好きでいることも…っ、迷惑っ…なのかな?」


赤く腫れた目で問いかけると強く抱き寄せられた。


「辛かったな、俺達が出た日にそんな事があったなんて」


「……っ………、うんっ……」