私達に見守られながら静かに息を引き取った山崎は水葬されることになった。 まだ完全に肩の傷が癒えていないにも関わらず、近藤さんは正装し自らが喪主を務めると言って聞かなかった。 私は涙が枯れ果てたのか、葬儀の際は一滴たりとも涙を流さなかった。 「…ありがとう、山崎さん」 たくさん、たくさん、ありがとう。 来世はもっと幸溢れる人生でありますように。 海の底へと沈んで行く山崎を見ながら心から祈った。