「総司、大好きだよ。二人で幸せになろうね」
「僕も好きだよ」
寝ているとばかり思っていた総司の口が突然動き一瞬思考が停止する。
「寝てたんじゃないの?」
「寝てたよ。でも頬を撫でられた感触がして目が覚めた」
「ごめん、起こしちゃったね」
「いいよ、それより説明してもらいたいことが三つある」
横たえていた体を起こすとそれだけで疲れたと言わんばかりに息を吐いていた。
「順番に聞くね。まずその手はなに?」
「怪我をしました」
「それは見ればわかる。戦で両掌を斬られるって一体なにをしていたの?」
「この時は交渉中で刀は持っていなかったんです」
「それにしても掌を斬られるだなんて。刀が握れなくなるかもしれないんだよ。それに雪はもう僕のものなんだ。勝手に傷つけないでくれる?」


