祠の横にお饅頭を置いて、バイバイと手を振る。



「よかっね! よかったね! 」

「お饅頭、ありがとね! 」

「あえたね! よかったね! 」

「またね! またね! 」



遠くから聞こえる声。



「おばぁちゃん! 聞こえた?! よかったね!って! またね! って! 」



「聞こえるわ。嬉しいね。こんなおばぁちゃんになっちゃったけど、覚えててくれたのね。ありがとう・・・。」



おばぁちゃんは、泣きながら笑ってる。

私も、嬉しくて、涙が止まらないけど、ちゃんと、言うよ!




「またね!!! 」